英語がうまくなりたい!特別編② 「ダイバーシティ推進」の本当のこと

英語がうまくなりたい!特別編 「ダイバーシティ推進」の本当のこと

英語がうまくなりたい!

「当たり前」を見直す姿勢がダイバーシティへの第一歩

「ダイバーシティ推進」では、多様な人材が活躍することで、さまざまなものの見方が企業に導入され、経営上プラスになることを企業側は期待しているようです。けれど、障がい者や女性や外国籍住民が全従業員の○○パーセントを占めるとダイバーシティが達成されたことになるかというとそうではありません。
ある企業の中で、主流を占める男性社員は「男性」固有の経験や視点、ものの考え方を共有しているとします。そこに女性や外国籍住民といった、異なる経験や視点、ものの考え方を持った人々が入ってきます。ともにしごとをし、コミュニケーションをとり、話し合うというやり取りを繰り返すなかで、その企業で当たり前であったはずの見方や考え方が揺さぶられたり、見直す必要性が出てきたりします。自分とは違う、異質なものとぶつかり合うことで今までの視点や価値観が問い直され、変化したり、新しいものが生まれたりするかもしれません。ダイバーシティの意義とは、まさにここにあるのではないでしょうか。
つまり、女性や障がい者を○○%(たとえば、50%とか!)雇うことが最終目標ではなく、「当たり前」と思われてきた視点や価値観を見直し、新しく作り変えていくことが、企業のダイバーシティ推進の意味だと思うのです。
新しい視点や考え方というのは、時に受け入れがたいものであったり、理解できないものであったりすることもあるでしょう。自分がこれまで正しい、自然だと信じてきたことが「どうしてそうなっているの?」と疑問に付されることを歓迎せず、これまでのやり方や考え方を変えようとしない人々も出てくるかもしれません。でも、それでは新たな広がりは生まれません。
新しい視点が投入されるメリットはもちろん、目の前の異質とどう向き合い、摩擦や葛藤にどう対処しながら、互いに仕事を進めていくのか――このような日々のプロセスこそが、力強くかつしなやかな企業文化の構築につながると思います。「雇って終わり」ではもったいない。ダイバーシティを進めていこうとするそのプロセスや姿勢こそが、企業のミッションの実現に必要ではないでしょうか。

教えてくれた人・・・

(財)横浜市女性協会で10年勤務した後
英語の非常勤講師をしながら博士号を取得(学術)。
2016年4月より名古屋の名城大学経営学部で英語、国際フィールドワークなどを担当。
愛猫2匹、大学生と高校生の息子2人、夫とは週末合流生活。
名城大学  桑島薫

英語講師 桑島さん
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る