英語がうまくなりたい!特別編① 変化する女性の「働く」~アメリカ発!ビジネス書から

変化する女性の「働く」~アメリカ発!ビジネス書から

しごとにプライベートを持ち込むって・・・?

英語がうまくなりたい!vol4

日本で話題になった、アメリカ人ビジネス・ウーマンが書いた二冊の本を読みました。一つはベティ・ハラガンの『ビジネス・ゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方』(原題:Games Mother Never Taught Me, 1977)で、もう一つはシェリル・サンドバーグの『LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲』(原題:Lean In, 2013)です。ベティ・ハラガン(1998年没)は、ビジネス・コンサルタントやWorking Woman誌のコラムニストを務めたビジネス・ウーマンで、シェリル・サンドバーグはフェイスブックの最高執行責任者(COO)です。
二冊の間には約35年の開きがあり、キャリアを積もうという女性たちを取り巻く環境も変化しましたが、ともに今なお日本でよく話題に上る本です。『ビジネス・ゲーム』というタイトルが示すとおり、ハラガンは、ビジネス社会を男性が決めたルールで動いているゲームととらえています。ゲームのルールを知らないとプレイそのものに加われず、ゲームに参加できたとしても、すぐ負けてはじきだされてしまいます。そのルールの下で、賢くどう自分の目標に近づくか。男社会を泳ぎ切る術(すべ)を淡々と女性たちに説いています。
一方、サンドバーグが2013年に来日した際、大きく取り上げられた『LEAN IN』は、彼女自身の人生について、しごとを中心に描きながら個人的な経験や心情もつづられている本です。自分を前に出さず、あくまでもビジネス・ゲームのプレイヤーとしてどうあるべきかを説くハラガンに対し、味わった苦い経験や涙したエピソードから等身大の自分を伝えることで女性にメッセージを伝えようとするサンドバーグ。彼女の本で特に興味深いと思ったのは、「職場にプライベートを持ち込まないというスタンスは変わりつつある」というくだりです。子どもの病気や家庭の悩みなど、「正直に打ち明けて理解を求めるのが結局はベスト」なのだとサンドバーグは言います。男性社会に合わせて生き延びることをすすめるハラガンに対し、サンドバーグは子どもや家庭のことをフランクに相談できる環境が大事と、二つは対照的です。

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