今なぜ、女性のリーダーシップ育成が必要なのか?

今なぜ、女性のリーダーシップ育成が必要なのか?
「よこはま 女性のリーダーシップ・プログラム」が目指すもの

世界で最もリーダーになりたくない?日本の女性たち

日本における女性管理職比率(管理的職業従事者に占める女性の割合)は、13%と、米国43.4%、スウェーデン39.2%など、欧米と比較をして非常に低い水準となっています(平成29年版男女共同参画白書より)。日本における女性管理職比率が低いことの要因は、様々ありますが、日本独特の課題として、実は、女性自身がリーダーになりたいと思っていない、というものがあります。
世界の女性のリーダーシップ開発で著名なスイスIMDのギンカ・トーゲル教授は、『女性が管理職になったら読む本』(日本経済新聞出版社)の中で、このように述べています。

(日本で)大変驚いたことがありました。「日本の女性の多くが、そもそもリーダーになりたいと思っていない」ということです。(中略)私はこれまで、ヨーロッパやアジア、中東、アメリカで女性リーダー育成のための支援を行ってきましたが、どの国でも、優秀な女性たちの多くは「リーダーになりたい」「より大きな責任を担いたい」と願っています。・・・「そもそもリーダーになりたいと思っていない」という声はあまり聞いたことがありません。

2016年4月より女性活躍推進法が施行され、各企業で女性管理職を増やそうとの動きが顕著になっていますが、数だけ増やそうとしても、女性自身がリーダーを目指していないという課題の解決なくしては、真の女性活躍とは言えないのではないかと考えています。

女性がリーダーになることは、企業にどのようなメリットがあるのか?

「管理職を目指したい」「どちらかというと目指したい」とする男性は計94%に上るのに対し、女性は計57.7%にとどまっているというデータがあります(独立行政法人「国立女性教育会館」の平成27年度の調査より)。本人に管理職になりたい意思がないのであれば仕方ない、意思のある方に機会を与えれば良いではないか、となりがちですが、経営視点で見て、本当にそれで良いのでしょうか?
新卒採用時には、女性の方が成績優秀だという人事担当者の声をよく聞きますが、入社から数年経つと、女性はライフイベント(結婚、妊娠・出産、育児など)によるブランクや制約が邪魔をすることもあり、いつの間にか男性のみが昇進し、女性は同期入社の男性よりも低いポジションにいる傾向にあります。そうなると女性はさらにモチベーションが下がるといった負のスパイラルに陥り、企業からすると、せっかく採用した優秀な人材を活かすことができなくなるのです。今後、少子化で採用難易度はさらに上がっていきます。企業はせっかく採用した女性がライフイベントを経てもモチベーションダウンすることなく、能力、ポテンシャルを最大化し、自ら組織のリーダーとの認識を持ち、高い職責を担える人材に育成していく必要があるのです。

女性のリーダーシップ・プログラムが目指すもの

では、どうやって自らリーダーシップを持ち、管理職になりたい、あるいはより高い職責を担いたいという女性を増やせるでしょうか?
女性が管理職になりたくないと答える背景には、①結婚、出産、育児との両立への不安、②女性特有の自信のなさ、③目指すべきロールモデルが身近にいないがあります。
9月から開始する「よこはま 女性のリーダーシップ・プログラム」では、前半3回で参加者に、この①②の課題を克服し、自身のWill(ありたい姿)を言語化し、中長期のキャリアを描くことを通して、組織においてリーダーシップを発揮できるマインドセットを醸成します。そして、後半3回では、自らを取り巻くリアルな課題を深く理解し、自ら組織のリーダーとしてその解決策を提言するワークを通し、当事者意識と経営視点を意識しながら、リーダーとして必要なマインドセットとスキルを身につけることを目指します。
また、ロールモデルセッションや、グループワークを通し、自社にはいない多様なロールモデルに接することで、③の課題を克服することも目指しています。半年間、ともに切磋琢磨する場を提供することで女性同士のネットワークが生まれ、プログラム終了後も参加者の財産となると期待しています。

「よこはま 女性のリーダーシップ・プログラム」の詳細・お申込みはこちら >

教えてくれた人・・・

1995年、日本経済新聞社入社。2000年に配偶者の転勤に伴い退社、
シンガポールの出版社勤務を経て、日系通信社記者に。帰国後、05年(株)リクルート入社。住宅、旅行メディアのプロデューサーを経て、中国・上海で「ゼクシィ」の商品責任者を担当。10年より求人事業の企画マネージャー、12年より企画統括部長、13年より(株)リクルートジョブズ執行役員。15年4月よりグループ横断プロジェクト「~育児をしながら働きやすい世の中を共に創る~iction!」を立ち上げ、16年4月より独立。同年6月スイスのビジネススクールIMDにて「女性のための戦略的リーダーシップ」プログラム修了。現在、Will Lab代表として企業向け女性活躍プログラムの設計、運営などに携わる。Will Lab 代表 小安 美和

小安さん写真"
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る