資金ゼロから「ひろばカフェ」を開いた社会起業家。 突き動かす想いには素直に 

資金ゼロから「ひろばカフェ」を開いた社会起業家。
突き動かす想いには素直に

NPO法人こまちぷらす 代表 森祐美子さんMori Yumiko
女性キャリアモデル森さん
わたしの強み
巻き込み力
このしごとに必要な力は?
アンテナを張る力、なんとかなると思う力、
ネットワーク力
年齢
34歳
家族
夫、娘(小4)、息子(小2)

人が集まる「ワクワクスイッチ」

「ヨコハマ市民まち普請事業」でプランが採択され、壁や配管等のハード整備は補助金でできましたが、カフェを運営するにはそれでも資金が足りなくて、寄付金をも募ることにしました。
寄付金を募るのに、「共感してもらえるように仕掛けをつくれ」とは、よくいわれることです。もちろん、そのとおりなのですが、なかなか集まりませんでした。そんなとき、まずは自分たちがワクワクすることをやる、「ワクワクする楽しいことを一緒にしよう!」と呼びかけることが、人が集まってくるポイントだと教えてもらいました。これを私たちは「ワクワクスイッチ」と呼んで、今も事業の随所で大事にしています。
たとえば、その一つが、お客さんが書いた理想のカフェの絵を、一度見えなくしたうえで777分割して、3,000円の寄付が入ったら一つのマスが反転してだんだん絵が見えるようになる「777プロジェクト」。「マスが全部開いたら一つの絵になります。どんな絵が現れるか、みなさん一緒にやりましょう!」って声をかけています。寄付してくれた人の顔が見えるように、反転しているマスの絵をクリックしたらその人のブログに飛ぶという仕掛けも作ったんですよ。うちのスタッフのアイデアです。その発想力が、すばらしいでしょう?

「何のための活動か」原点を忘れず、活動を広げる

女性キャリアモデル森さん写真

これからも挑戦し続けたい

現在はこの4月から始まった新しいサービス、「ウェルカムベビープロジェクト」に法人として事務局を担っています。これは赤ちゃんが生まれた家族が申し込みをすると、無償で街からの出産祝いを受け取れるというもの。行政や、プレゼントを配送してもらう運輸会社、住民が関わって実現しました。目的は、子どもの誕生や子育てに関心を持ってくれる人を増やして、それを歓迎する文化を作ること。あえてまずは戸塚区限定としたのは、やっぱり「顔が見える関係から」ということを大事にしたかったからです。
これには莫大なお金がかかるのですが、それを考えると何もできなくなってしまいます。儲かる仕組みがあれば、とっくにたくさんの人がやっているでしょうし、当然儲かるような事業ではありません。でも、必要とされていることは、だれかがやらないといけないし、協力してくれる方も必ず出てくる。このプロジェクトもカフェも、取り組みが全国に広がっていってくれればいいなと思っています。
いろんな地域で真似してもらって、孤立しがちなお母さんたちの居場所ができたらうれしい。子育てに興味のない人たちも巻き込んで、子育てってみんなで支えるもの、一緒に考えていくものだよねという意識になってもらえるような仕掛けをこれからも作っていきたいですね。そうなると社会はまるで違ったものになると思うんです。

森さんからのメッセージ

あまり正解を求めないこと。ワークライフバランスも、キャリアも、これが正解・理想というものはありません。自分が心底したいことがあれば、迷う必要はないのではないでしょうか。とはいえ、私も起業をするときには、すごく悩みました。マネープランも大崩壊だし(笑)。でも、突き動かす思いには素直でいい。覚悟を決めたら、揺らぎません。成功したモデルなんてなくて、それは自分の中にあると思います。他人の目から見て、たとえどのように映ったとしても、自分にとって大事なことであれば、どんどんチャレンジしてくことが大切だと思います。(2016年3月インタビュー)
女性キャリアモデル森さん写真
NPO法人こまちぷらす
代表 森祐美子

Life & Career History

年表森様

 

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