ワーママのつぶやきvol.2 仕事を探す前に必要なことって?

ワーママのつぶやきvol.2 仕事を探す前に必要なことって?

子育てママのためのプレ就活セミナー参加レポート!

 

復職?転職?それとも…

第一子を出産して8ヶ月。初めての育児に振り回されながらも「そろそろ働きたい」と模索を始めました。産前に勤めていた勤務先を育児休業中ですが、復職すべきか、転職すべきか、それとも……と自問自答。まずはどこから始めたら良いのか、どんな準備が必要なのか、ヒントを得るために、横浜市緑図書館で開催された、女性としごと応援デスクの出張セミナー「お仕事探しのその前に」に参加しました。

講師は、結婚を機に退職し、育児期間中も勉強を続けてキャリアコンサルタントや税理士などの資格を取得、現在はフリーランスで働いている山崎悦子さんでした。一旦仕事から離れているという点で、今の自分の状況とも近く、お話がとても身近に感じられました。

複雑な「税金のしくみ」の解説に、受講者も真剣な面持ち

セミナーは2時間。講義を聞くだけではなく、テーブルごとにディスカッションしたり、ワークシートに記入したりと、盛りだくさんな構成でした。
まず、収入に関わる税金と社会保険の基礎知識について、丁寧な説明から始まりました。「130万の壁」や「150万の壁」などのよく耳にする数字が表すボーダーラインの意味を教わりました。税金や年金の制度の見直しなどわかっているようでわかっていないことも多く、こうしてセミナーに参加したり、専門家に話しを聞いたりして、正確に情報収集していくことが肝心だと気づかされました。

 

ライフプランで見えたこと

 

「わが家の未来をイメージ」まず自分や夫、子ども、それぞれの親の現在の年齢をライフプランシートに書きだして、次に子どもの小学校や中学校などの時期をマーカーで色づけ。

次に、これからの暮らしをイメージするために、各自でライフプランシートを記入しました。今後30年間の生活を想像して出費や貯蓄の見通しを1枚のシートに書きこんでいきます。これまで周りの先輩ママたちから、子育てにまつわるお金についてアドバイスをもらったことを思い出しながら、わたしも記入していきました。

子どもを幼稚園から大学まで通わせるには、教育費がいくらかかるのか?中学生頃からかかり始める部活動や塾の費用……。車の買い替えや家の購入の時期は? 30年後、両親はいくつになっている? 自分たちの老後資金の貯金、子どもの結婚、家族旅行…。考え出すと限りがありません。参加者のみなさんも、ペンを動かす手がとまらない様子でした。

わが家の場合、子どもを妊娠中、夫が脳卒中で入院しました。大事には至らず、リハビリ期間を経て、半年ほどで復職することができましたが、一時はどうなることかと眠れない夜を過ごしたこともありました。夫は、わたしよりも10歳年上です。子どもが成人するころと、定年退職が重なるかもしれません。近くに住む義理の両親も、年を重ねるにつれて、病院に通うことが増えてきました。このような状況で、第二子を望むことができるのだろうか……。目の前の生活には困っていないけれど、この先どれくらいかかるものなのか……。わたしもすぐに働きに出たほうがよいのではないか……。漠然とした不安をこれまで一人で抱えていました。今回、ライフプランシートを記入したことで、自分の中でもどんなことを不安に思っているのか、それがいつ頃やって来そうなのかがクリアになっていきました。

わたしは、帰宅後すぐに、記入したシートを夫に見てもらいました。以前は、主婦として家事に専念してほしいと言っていた夫も、これから予想される暮らしの変化や、それにかかる費用を客観的に見つめることで、家族の将来を思うわたしの気持ちに理解を示してくれました。そして、車の買い替え時など夫が考えていることも、具体的に話し合うことができました。

 

恐れや迷いから抜け出すために

セミナーでは、家事や育児をしながら働く環境を整えるためのアドバイスや、自分にあった仕事探しのプランニングについての話しもありました。
わたしは、仕事探しを始めるにあたって、子どもの預け先を探したり、家事の負担を減らしたり、時間の使いかたを工夫する必要があるという課題が浮き彫りになりました。
これまで働きたいという気持ちはあるけれど、昼間は育児と家事で精一杯、夜には授乳しながらうっかり寝てしまい、いつの間にか朝を迎え、何もせずに1日が終わってしまったような気がして、気持ちばかりが焦っていました。でも、お話を聞きながら、これまで子育て情報発信のボランティア活動など、子連れでもできる活動に積極的に取り組んできたことが、これからの自分のために必要なアクションだったと、自信をもつことができました。

講師の山崎さんの「動いてみることで興味関心がわいてくることもあります。5年後、10年後の自分をイメージしながら、まずは無理のないスタートを切ってみて、できることを増やしていって、目指す姿に近づきましょう。明日からではなく、今日から」という言葉は、わたしへの励ましのメッセージのように感じました。これからの人生に必要な金額を知り、自分の現状と向き合い、もう一度、働く理由を見つめなおすことができたように思います。

これまでなんとなく抱いてきた、しごとと家庭の両立や将来についての恐れや不安から抜け出すためにも、育児や家事を夫と協力し、パートタイムで働き、少しずつお金を貯められるように工夫していこうと思っています。ある程度、育児が落ち着いたころには、山崎さんのようにフリーランスで働けるほど力をつけられたら、という夢も見えてきました。

今回、まずは情報収集という気持ちで参加したわたしですが、目先の「働く」ことだけでなく、将来を見据えた、これからの生き方にも視点が広がったことが、大きな収穫でした。

アートフォーラムあざみ野の「女性としごと応援デスク」では、女性の就職・再就職・キャリアアップなど、さまざまなライフステージに合わせたサポートやミニセミナーを行っています。今後も状況の変化に合わせて、また利用したいと思いました。

*このセミナーは、2019年10月10日、横浜市緑図書館にて開催されました。

執筆・・・

本田真弓(ほんだ・まゆみ)

NPO法人森ノオト編集部ライター、横浜子育て応援マガジンベイ☆キッズライターとして活動。1児の母。。

未来を育む人のウェブマガジン「森ノオト」

 

 

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