夏の疲れをとり、お肌をうるおす初秋のレシピ
『旨みたっぷり 鮭の炊き込みごはん』
簡単! おいしい ! 『カラダをいたわる薬膳ごはん』
「美味しい料理を作りたい!」
「栄養バランスを考えた、カラダにいいものを食べさせたい!」
そう思っていても、仕事帰りは少しでも早く、食事を準備するのに、精一杯・・・
前回から新たに、「さっとひと手間で簡単にできるのに、カラダにやさしいごはん」をテーマにしたレシピを教えていただいている、健康ごはん塾のちゅうがんじみゆきさんも、同様の悩みを抱えられていました。
『まだ会社員だった頃、子育てと仕事を両立する中で、 自分自身や家族の体調不良の日々が続き
「食と健康」について深く考えるようになりました。 その時出会ったのが「薬膳」です。』
『薬膳の考え方を取り入れた 生活養生をすることで、 ふと気が付けば、健康で充実した毎日を
過ごしていました。 毎日の食べるもので、私たちのからだは作られています。
自分や家族の未来のために料理でできることを伝えたい』
そんな思いから、鎌倉で健康ごはん塾を立ち上げ、現在、さまざまな場で活躍されている
ちゅうがんじさんから、『時短でもできる薬膳料理レシピ』 を季節ごと4回のシリーズで教わります。
第2回目のレシピは、鮭を使った秋の定番、ほくほくの『炊込みごはん』です。
夏の疲れを取り、お肌を潤す初秋のレシピ『旨味たっぷり鮭の炊き込みごはん』
酷暑を乗り切り、夏の疲れが出る頃です。
冷たいものの過飲食により胃腸が冷えて内臓から疲れている方も。
日焼けや発汗で失われたビタミン・ミネラルを補給しながら、パワーをつけていきましょう。
秋の訪れと共に急に空気が乾燥し、風邪をひきやすくなります。
秋の果物や木の実、芋類などで肺や粘膜を潤し、肺と経絡で繋がっている皮膚、鼻、大腸の乾燥
からくる皮膚のかゆみ、かさつき、鼻やのどの乾燥感、空咳、便秘などを毎日のお食事で改善しましょう!カラダをいたわる初秋の薬膳料理をご紹介致します。
■夏の疲れを取り、お肌を潤す!
『旨味たっぷり鮭の炊き込みごはん』レシピ(作りやすい分量)

作り方
- 干し椎茸は水で戻し、軸を取ってうす切りにする。(戻し汁はとっておく)
- 芽ひじきはさっと洗って、たっぷりの水に浸けて戻し、水気を切る。
- 鮭の缶詰の汁、椎茸の戻し汁、水を合わせて、いつも米を炊く分量の水にする。
- 研いだ米、③の水、調味料、鮭、松の実、切り昆布(乾いたまま)、①、②を入れて、炊飯器で普通に炊く。
- 炊きあがったら、全体を混ぜて器に盛り、小口切りにした万能葱をのせて頂く。
薬膳では、鮭は消化器系の働きを整え、胃を温めるといわれています。椎茸は疲労回復や免疫力UPに、松の実は身体を潤し、老化防止によいとされています。昆布やひじきでビタミンやミネラルを補給し、
簡単で旨味たっぷりの炊き込みご飯で、夏の疲れを解消しましょう!
お料理のコツ
・朝のうちに干し椎茸、芽ひじきを水に浸けて冷蔵庫に入れておきます。乾燥スライス椎茸を使うと早く戻り切る手間も省けます。
・鮭の切身を使う時は、生のまま炊飯器に入れて炊き、炊き上がったら皮と骨を外してほぐします。
・切り昆布がない時は、分量の昆布をはさみで細く切って入れてもよいです。