LGBT × 働く vol.1

LGBT × 働く      vol.1

LGBTってなんだろう?

最近テレビや新聞でもきく機会が増えてきたLGBT。知っているようで知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
LGBTとは、L=レズビアン(女性を好きになる女性)G=ゲイ(男性を好きになる男性)B=バイセクシュアル(女性も男性も好きになる人)T=トランスジェンダー(からだとこころの性が異なる人)指す言葉です。広義では性的マイノリティを指す言葉として使用されることもあります。国内人口の約7.6%(約13人に1人)がLGBTだという調査もあります[i]
約13人に1人、というと国内の6大苗字である「佐藤・鈴木・高橋・田中・渡辺・伊藤」をあわせた数よりも多く、身近なマイノリティだと考えられます。
しかし、LGBTの人は見た目だけではわからないため、職場や身近にいても、なかなか気づくことができません。また特に職場ではカミングアウト(告白)が困難であることから「いない」とされやすく、だからこそ困っていることもあります。
この記事では、LGBTの当事者が就職や職場で困ることや、相談できる窓口、職場でいっしょに働く人ができることについて考えましょう。

LGBTが就活で困ることってどんなこと?

2016年3月卒の就活生は43万人を超えるといわれており[ii]、国内人口の約7.6%といわれるLGBTの新卒就活生は3万人以上と想定できます。
しかし現状、からだの性とこころの性が一致しないトランスジェンダーの約70%、同性愛者や両性愛者の約44%が求職時にセクシュアリティ(性の在り方)に由来した困難を感じるという調査もあります[iii]
LGBTが就職活動で困ることをきいてみましょう。


NPO法人ReBit (りびっと)HP より引用

icon-circle 声:LGBTの大人に会ったことがなかったから、しごとをしたり、かぞくやパートナーをもったり、友人関係を築いたり、「普通に」生活をしている姿をイメージできなかった。将来に対する不安がいつもあって、進路を決めるときもなかなか勉強に身がはいらなかった。(20代・ゲイ)

icon-circle-o コメント:LGBTの就活における困難は、就活を始めるかなり前から生じている場合もあります。身近にLGBTの大人が見えづらいことや、キャリア教育の中でもLGBTは想定されていないため、自身がどのように生きていけるのか、そしてどのように働けるのか選択肢が見えず、キャリア育成を困難にする。また、そのことは進路選択の困難にもつながりかねません。

 

icon-circle :就活で感じた最初の「壁」は、リクルートスーツと「あるべき就活生像」についてでした。男女で服装や髪型、マナーまでも分かれており、就活生は一般社会より強いジェンダー規範でくくられているように感じました。企業によっては、男女で説明会日程を分けていたり、男女での実質の仕事内容や昇進の仕方が違ったり。エントリーシートの性別欄も、特にトランスジェンダーにとっては困難になりやすいです。就活の入り口で見える景色があまりにも男女でわかれており、それに当てはまらない人を排除するからこそ、特にトランスジェンダーの就活生は就活の入り口にも立てない現状があります。(20代・FtXトランスジェンダー)

icon-circle-o コメント:就職活動の際、男女で分かれていることはたくさんあります。例えば、スーツや靴、鞄、髪型、マナー、エントリーシートにも男女欄など。トランスジェンダーの人の場合、就活就労の際に扱われたい性別と戸籍上の性別が異なるため困りやすかったり、Xジェンダーの人の場合[ⅳ]、そもそも男性・女性で分けられること自体が働きづらさにつながる場合も少なくありません。

ページ2へ続く。

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