簡単! おいしい ! 『カラダをいたわる薬膳ごはん』
「美味しい料理を作りたい!」
「栄養バランスを考えた、カラダにいいものを食べさせたい!」
そう思っていても、仕事帰りは少しでも早く、食事を準備するのに、精一杯・・・
前回から新たに、「さっとひと手間で簡単にできるのに、カラダにやさしいごはん」をテーマにしたレシピを教えていただいている、健康ごはん塾のちゅうがんじみゆきさんも、同様の悩みを抱えられていました。
『まだ会社員だった頃、子育てと仕事を両立する中で、 自分自身や家族の体調不良の日々が続き 「食と健康」について深く考えるようになりました。 その時出会ったのが「薬膳」です。』
『薬膳の考え方を取り入れた 生活養生をすることで、 ふと気が付けば、健康で充実した毎日を 過ごしていました。 毎日の食べるもので、私たちのからだは作られています。自分や家族の未来のために料理でできることを伝えたい』
そんな思いから、鎌倉で健康ごはん塾を立ち上げ、現在、さまざまな場で活躍されている
ちゅうがんじさんから、『時短でもできる薬膳料理レシピ』 を季節ごと4回のシリーズで教わります。
第4回目のレシピは、お正月のご馳走で、疲れた胃腸にも優しいスープです。
冷えた身体を芯から温めるメニュー『鶏ひき肉とカブのサンラータン』
冬本番となり、ますます寒くなって参りました。
身体が冷えると血流が悪くなり、内臓の働き、新陳代謝も低下しやすくなります。
薬膳では、鶏肉、カブ、ねぎ、生姜、こしょう、唐辛子、酢は身体を温める食材に分類します。また、酢は血の巡りを良くし、ドロドロ血を解消するといわれています。
とろみのある酸っぱくて辛いスープで、身体を芯から温め血流を良くして、寒い日も元気いっぱいに過ごしましょう!
■冷えた身体を芯から温める
『鶏ひき肉とカブのサンラータン』レシピ(4~5人分)(作りやすい分量)
作り方
- 鶏ひき肉と下味の調味料を混ぜ合わせておく。
- 椎茸は軸と笠を薄切り、カブは皮を剥かずにくし型に切る。長ねぎは斜めうす切りにする。
- 鍋に700ccの水、顆粒中華スープを入れて火にかけ、沸騰したら①の鶏挽肉を入れて箸でかき混ぜながらほぐす。
- カブ、椎茸、長ねぎを入れ、カブに火が通ったら適当な大きさに切った豆腐を入れて少し煮て、調味する。
- 溶き卵を入れてひと煮立ちしたら、すりおろした生姜と小口切りにしたカブの葉を散らして火を止める。
- 器に盛り、お好みでラー油をかけて食べる。
お料理のコツ
・鶏肉はひき肉を使うことで時短になります。また、予め下味をつけておくことで、よりお肉の旨味を感じることができます。
・椎茸の軸は良いだしが出るので、固い部分のみ取り、スライスしてスープに入れます。
・片栗粉でとろみを付けてから卵を回し入れると、より細かく綺麗なかきたまができます。
・料理の最後に入れることで、生姜は香りが引き立ち、カブの葉は緑色が鮮やかになります。
レシピ提供は・・・
2017年度、フォーラム(戸塚)で実施している、がんを経験した女性のための「和食薬膳料理の会」(夏/秋/春)の講師でもあるちゅうがんじさん。毎回、すぐに満員になるほど、講座はご好評を頂いています。からだにやさしいのに、簡単でおいしい料理と、清廉な雰囲気と穏かなお人柄のちゅうがんじさんには、スタッフ内にもファンが大勢いるほど・・・。 次回は2018年3月7日(水)開催予定となっております。(2月15日 (木)受付。お早目に!!)