冬へ備える薬膳メニュー
『鶏肉ときのこと甘栗の炒めもの』レシピ
簡単! おいしい ! 『カラダをいたわる薬膳ごはん』vol.10
「美味しい料理を作りたい!」
「栄養バランスを考えた、カラダにいいものを食べさせたい!」
そう思っていても、仕事帰りは少しでも早く、食事を準備するのに、精一杯・・・
昨年から「さっとひと手間で簡単にできるのに、カラダにやさしいごはん」をテーマにしたレシピを教えていただいている、健康ごはん塾のちゅうがんじみゆきさんも、同様の悩みを抱えられていました。
『まだ会社員だった頃、子育てと仕事を両立する中で、 自分自身や家族の体調不良の日々が続き 「食と健康」について深く考えるようになりました。 その時出会ったのが「薬膳」です。』
『薬膳の考え方を取り入れた 生活養生をすることで、 ふと気が付けば、健康で充実した毎日を 過ごしていました。 毎日の食べるもので、私たちのからだは作られています。自分や家族の未来のために料理でできることを伝えたい』
そんな思いから、鎌倉で健康ごはん塾を立ち上げ、現在、さまざまな場で活躍されている
ちゅうがんじさんから、『時短でもできる薬膳料理レシピ』 を季節毎による体の不調などに対応するメニューをシリーズで教わります。
冬へ備える薬膳メニュー
『鶏肉ときのこと甘栗の炒めもの』
秋も深まり街路樹も色づいて少しずつ散り始める頃、暦の上ではそろそろ冬に入ります。
空気はますます乾燥して冷たくなり、風邪やインフルエンザなどの感染症に気を付けたい季節ですね。
身体を温めて元気をつける鶏肉や栗、免疫力を上げる働きのあるきのこをたっぷり使った、簡単に作れる炒めものをご紹介致します。寒い季節は身体が縮こまり、どうしても血の巡りが悪くなってしまいますので、抗酸化作用の高いバルサミコ酢(ぶどうのお酢)を使って血流も良くしていきましょう。
■冬へ備える薬膳メニュー 『鶏肉ときのこと甘栗の炒めもの』(4人分) レシピ
作り方
鶏もも肉はひと口大に切り、下味をつけて小麦粉を薄くはたいておく。
- 椎茸は石づきを切り落として、軸ごと四つ割り、舞茸としめじは手で小房に分ける。
- フライパンにオリーブオイル油をひき、中火できのこがしんなりする程度に焼いて取り出す。
- 同じフライパンに油を少し足して鶏肉を入れ、両面を焼いて火を通し、きのこを戻し入れ、調味料を全体に絡める。
- 最後に甘栗を入れてひと混ぜし、火を止め器に盛る。
お料理のコツ
・鶏もも肉は、余分な脂肪や皮を取ってから調理すると、さっぱりと頂けます。
・椎茸の軸は取らずに、笠と一緒に四つ割り、舞茸としめじは細かくなり過ぎないように小房に分けます。
・バルサミコ酢はスーパーのお酢売場に売っています。
・調味料は予め混ぜて準備しておきます。
レシピ提供は・・・
2017年度から、フォーラム(戸塚)で実施している、がんを経験した女性のための「和食薬膳料理の会」の講師でもあるちゅうがんじさん。毎回、すぐに満員になるほど、講座はご好評を頂いています。からだにやさしいのに、簡単でおいしい料理と、清廉な雰囲気と穏かなお人柄のちゅうがんじさんには、スタッフ内にもファンが大勢いるほど・・・。ご好評にこたえ2018年度も開催中の「和食薬膳料理の会」。同時にジョシゴトサイトでもちゅうがんじさんの薬膳レシピをお伝え致しますので、どうぞお楽しみに!!
「和食薬膳料理の会」9/19(水)の様子のスタッフブログ